ノアの大洪水がいつ起きたのか、他

竹下雅敏氏からの情報です。
 創世記の第5章には、アダムからノアに到る系図があります。この記述から、アダムが誕生して何年後にノアの大洪水が起きたのかがわかります。
 “続きはこちらから”は、それを計算したもの。記事の赤字にした部分を絵に描いてみると、簡単に計算できることがわかります。計算すると、大洪水はアダム誕生の1,656年後になります。
 ノアの大洪水がいつ起きたのかが問題ですが、昨日の記事で、“ノアの大洪水が起こったのは、15,050年前(BC13,035年)のこと”と指摘しました。
 秘教徒のベンジャミン・クレーム氏は、「マイトレーヤの使命第二巻」のp256で、“ノアの箱舟と大洪水の話は、アトランティス大陸と文明の最後の名残であったポセイドン(今日のアゾレス諸島)の大破壊(1万6千年前)の象徴的な記録です”と言っています。
 また、「マイトレーヤの使命第三巻」のp162で、“ノアの洪水の物語は約一万五千五百年前の、聖書で述べられている洪水に関連しています…中東地域と地中海は影響を受けましたが、別の所には影響を受けない広大な陸地がありました”と言っています。下の記事では、大洪水の発生年をBC11,000年としていますが、これは誤りだと思います。
 計算式を用いると、大洪水の発生年から逆にアダムの誕生年を割り出すことができます。しかし、聖書をそのまま信じると、アダムの誕生年は、大洪水発生年(BC13,035年)の1,656年前になってしまいます。
 これは、私たちの常識にあまりにも反するので、補正が必要です。引用元では、旧約聖書の数を100倍したアラン・F・アルフォード氏の説も出ていますが、ここでは、ゼカリヤ・シッチン氏の説を取り上げました。シュメールは60進法なので、シッチン氏は1,656を60倍した99,360年が、アダム誕生から大洪水までに経過した時間であるとしました。記事では、大洪水の発生年をBC 11,000年だと考えているので、これだとアダムの誕生年はBC 110,360年になります。
 ベンジャミン・クレーム氏は、「マイトレーヤの使命第三巻」のp 387で、現在の我々の種族はアーリア種族で、“まだつくられてから十万年しか経っておらず、非常に初期の段階にある”と言っています。なので、アダムの誕生をアーリア種族の誕生と考えれば、ゼカリヤ・シッチン氏の説は、まずまずのところが出ていると言えます。
 ところが、ことはそう簡単ではないのです。冒頭の記事の引用元である創世記第11章をご覧になると、ノアの息子のセム系図が出てきます。セムからアブラハムまでの系図です。これを、アダムからノアまでの系図と同じように計算してみると、アブラハムは、大洪水のわずか290年後に生まれたことになります。わずか290年で文明が復興するはずがないので、ゼカリヤ・シッチン氏の説に従って60倍してみます。すると、290×60=17,400年となり、アブラハムは未だに生まれていないことになります。
 要するに、聖書の記述を一貫して正しいとする立場では、うまく説明できないのです。旧約聖書自体はいくつかの異なる伝承をまとめたもので、ポイントになる史実は間違っていないものの、総合的に見て矛盾だらけであり、文字通り受け止めてはならないものだということがわかります。
(竹下雅敏)
 

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